学習トップ理由で解く 生理学第2章 ▸ H. 循環調節 / Q0213

理由で解く 生理学

Q0213 循環

出典:あマ指 第32回(2024) 問題25
問題
血管拡張作用をもつのはどれか。
選択肢
1 セロトニン
2 エンドセリン
3 二酸化炭素
4 アンジオテンシンⅡ
解答
正解3(二酸化炭素)
解説
✗ 1. 誤り
セロトニン
セロトニンは血管収縮物質である。→ 血小板から放出されて血管収縮を起こし、止血に関与する。局所の収縮物質。
✗ 2. 誤り
エンドセリン
エンドセリンは血管内皮細胞から産生される強力な血管収縮物質である。局所の収縮物質。
✓ 3. 正しい
二酸化炭素
二酸化炭素(CO2)は血管拡張物質である。→ 組織の代謝が亢進するとCO2が蓄積し、局所的に血管平滑筋を弛緩させて血管を拡張する。→ これにより代謝の活発な組織への血流が増加する(代謝性血流調節)。
✗ 4. 誤り
アンジオテンシンⅡ
アンジオテンシンIIはレニン-アンジオテンシン系の強力な血管収縮物質である。→ アルドステロン分泌も促進し、Na+再吸収増加を介して血液量を増やし血圧を上昇させる。
ポイント
  • 血管の局所性調節として、収縮物質(セロトニン・エンドセリン)と拡張物質(ブラジキニン・ヒスタミン・乳酸・CO2・アデノシン・一酸化窒素NO)。
  • 覚え方のコツ: 「拡張物質=代謝産物が多い」と覚える。CO2・乳酸・アデノシンはいずれも代謝産物であり、代謝が盛んな場所の血流を増やす合目的的な仕組みである。
  • 関連知識: 血流が組織の需要を下回るとCO2やアデノシン・乳酸などの代謝産物が蓄積し血管が拡張する自己調節。
  • よくある間違い: セロトニンを「幸せホルモン」のイメージから拡張物質と誤解しやすいが、血管に対しては収縮作用が主である。
解説画像
あマ指 第32回(2024) 問題25|血管拡張作用をもつのはどれか。 解説図
あマ指 第32回(2024) 問題25|血管拡張作用をもつのはどれか。
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