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理由で解く 生理学

Q0201 循環

出典:あマ指 第6回(1998) 問題54
問題
緊急事態に対応するときに起こる反応で誤っているのはどれか。
選択肢
1 瞳孔縮小
2 呼吸促進
3 血圧上昇
4 骨格筋血流増加
解答
正解1(瞳孔縮小)
解説
✓ 1. 誤り
瞳孔縮小
緊急事態では交感神経系が優位となり、瞳孔散大筋が収縮して瞳孔は散大する。瞳孔縮小は副交感神経(動眼神経)が瞳孔括約筋を収縮させることで起こる反応であり、緊急時の反応とは逆である。
✗ 2. 正しい
呼吸促進
緊急時には交感神経活動の亢進により気管支が拡張し、呼吸が促進されて酸素供給が増加する。
✗ 3. 正しい
血圧上昇
緊急時には心拍出量の増加と末梢血管の収縮により血圧が上昇する。交感神経活動が亢進すると、心拍数の増加、心筋収縮力の増大が起こる。
✗ 4. 正しい
骨格筋血流増加
緊急時には骨格筋の血管が拡張して血流が増加し、素早い運動に備える。
ポイント
  • 緊急事態(闘争・逃走反応)では交感神経系が優位となり、瞳孔散大・心拍数増加・血圧上昇・気管支拡張・骨格筋血流増加が起こる。
  • 覚え方のコツ: 「闘争・逃走=交感神経=全身を戦闘モードに」と覚え、瞳孔散大(視野拡大)・心拍増加(血流増大)・気管支拡張(酸素確保)をセットで暗記する。
  • 関連知識: 副腎髄質からのカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)放出も緊急反応に関与する。
  • よくある間違い: 「瞳孔縮小」と「瞳孔散大」を取り違える。交感神経=散大、副交感神経=縮小と正確に区別する。
比較表
器官 交感神経 副交感神経
瞳孔 散大 縮小
心拍数 増加 減少
気管支 拡張 収縮
消化管運動 抑制 促進
消化液分泌 抑制 促進
膀胱(排尿筋) 弛緩 収縮
血管 収縮 (支配少ない)
汗腺 促進 —
解説画像
あマ指 第6回(1998) 問題54|緊急事態に対応するときに起こる反応で誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第6回(1998) 問題54|緊急事態に対応するときに起こる反応で誤っているのはどれか。
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