学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ D. 体液の組成と働き / Q0047

理由で解く 生理学

Q0047 生理学の基礎

出典:あマ指 第21回(2013) 問題34
問題
細胞内液について正しいのはどれか。
選択肢
1 血漿と同じ組成である。
2 体重の約15%を占める。
3 細胞外液に比べタンパク質が多い。
4 細胞外液に比べ量が少ない。
解答
正解3(細胞外液に比べタンパク質が多い。)
解説
✗ 1. 誤り
血漿と同じ組成である。
細胞内液はK⁺が主要陽イオンであるのに対し、血漿はNa⁺が主要陽イオンであり、組成は大きく異なる。
✗ 2. 誤り
体重の約15%を占める。
細胞内液は体重の約40%を占める。→約15%は間質液の割合に相当する。
✓ 3. 正しい
細胞外液に比べタンパク質が多い。
細胞内液は細胞外液に比べてタンパク質濃度が高い。→細胞内には多量の酵素やその他の機能タンパク質が存在するためである。→陰イオンとしてもタンパク質イオンが大きな割合を占める。→陽イオンはK⁺が主体で、体重の約40%を占め、細胞外液(約20%)より量が多い。
✗ 4. 誤り
細胞外液に比べ量が少ない。
細胞内液は体重の約40%で、細胞外液(約20%)の約2倍であり、量は細胞外液より多い。
ポイント
  • 細胞内液はK⁺とタンパク質が豊富で、体重の約40%(体液の約2/3)を占める。
  • 覚え方のコツ: 「内はK(カリウム)、外はNa(ナトリウム)」「内は40%、外は20%(間質15%+血漿5%)」とセットで覚える。
  • 関連知識: Na⁺-K⁺ ATPase(ナトリウムポンプ)が細胞内外のイオン濃度差を維持している。
  • よくある間違い: 体重の約15%を細胞内液と間違えやすいが、15%は間質液の割合である。
比較表
体液区分 体重比 主要陽イオン 主要陰イオン
細胞内液 約40% K⁺ HPO₄²⁻、タンパク質
細胞外液(間質液) 約15% Na⁺ Cl⁻
細胞外液(血漿) 約5% Na⁺ Cl⁻、HCO₃⁻
解説画像
あマ指 第21回(2013) 問題34|細胞内液について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第21回(2013) 問題34|細胞内液について正しいのはどれか。
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