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理由で解く 生理学

Q0021 生理学の基礎

出典:あマ指 第9回(2001) 問題39
問題
核酸について正しいのはどれか。
選択肢
1 RNAは二重らせん構造である。
2 RNA分子はDNA分子より大きい。
3 DNAは凝集して染色体を形成する。
4 伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。
解答
正解3(DNAは凝集して染色体を形成する。)
解説
✗ 1. 誤り
RNAは二重らせん構造である。
RNAは一本鎖構造であり、二重らせん構造を持つのはDNAである。RNAではヌクレオチドが1本の鎖状に配列している。
✗ 2. 誤り
RNA分子はDNA分子より大きい。
RNA分子はDNA分子に比べて著しく小さい。DNA分子の方がRNA分子よりはるかに大きい。
✓ 3. 正しい
DNAは凝集して染色体を形成する。
DNAはタンパク質と複合した染色質の形で核内に存在しているが、細胞分裂の際に凝集して染色体を形成する。ヒトには46本の染色体がある(常染色体22対+性染色体2本)。通常は染色質(クロマチン)として核内に分散しているが、細胞分裂時にはDNAがヒストン蛋白質に巻きついて高度に凝縮し、光学顕微鏡で観察可能な染色体となる。
✗ 4. 誤り
伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。
アミノ酸をリボソーム上に運ぶのは運搬RNA(tRNA)である。tRNAが、細胞質内から必要なアミノ酸をリボソーム上へ運び。伝令RNA(mRNA)は核で転写された遺伝情報をリボソームに伝える役割を持つ。
ポイント
  • DNA=二重らせん・大きい・染色体形成。RNA=一本鎖・小さい・3種類(mRNA, tRNA, rRNA)。
  • 覚え方のコツ: mRNAの「m」=messenger(伝令)=情報を"伝える"。tRNAの「t」=transfer(運搬)=アミノ酸を"運ぶ"。機能を頭文字で区別する。
  • 関連知識: タンパク質合成の流れは「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳、リボソーム上)→蛋白質」であり、tRNAがアミノ酸を運搬する。
  • よくある間違い: mRNAとtRNAの機能を取り違えやすい。「mRNA=情報を運ぶ」「tRNA=アミノ酸を運ぶ」を正確に区別する。
比較表
項目 DNA RNA
構造 二重らせん 一本鎖
分子の大きさ 大きい 小さい
構成糖 デオキシリボース リボース
塩基 A, G, T, C A, G, U, C
所在 主に核内 核内・細胞質
主な機能 遺伝情報の保存・複製 蛋白質合成(mRNA, tRNA, rRNA)
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題39|核酸について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題39|核酸について正しいのはどれか。
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