学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ B. 細胞の構造と機能 / Q0002

理由で解く 生理学

Q0002 生理学の基礎

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題34
問題
細胞の核について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 遺伝子を含む。
2 細胞増殖に不可欠である。
3 中心体を含む。
4 ヒトには46 本の染色体がある。
解答
正解3(中心体を含む。)
解説
✗ 1.
遺伝子を含む。
✗ 正しい。核にはDNA(デオキシリボ核酸)が存在し、個体の形質に関するすべての遺伝情報(遺伝子)を持っている。
✗ 2.
細胞増殖に不可欠である。
✗ 正しい。核はDNAの複製と細胞分裂に不可欠であり、核がなければ細胞増殖は行えない。
✓ 3. 誤り
中心体を含む。
中心体は核の中ではなく、細胞質内に存在する小器官である。中心体は1対の円筒状の小体からなり、細胞分裂に際して紡錘体形成に働く。核の中に存在するのはDNA(染色体として存在)と核小体(リボソームRNA合成の場)であり、中心体は含まれない。核は核膜で覆われ、核膜孔を通じて物質が出入りする。
✗ 4.
ヒトには46 本の染色体がある。
✗ 正しい。ヒトの体細胞には46本の染色体がある。内訳は22対(44本)の常染色体と1対(2本)の性染色体である。
ポイント
  • 核内の構成要素はDNA(染色体)・核小体・核基質であり、中心体は細胞質に存在する。
  • 覚え方のコツ: 「核の中身=DNA+核小体」と覚え、それ以外の細胞小器官(中心体・ミトコンドリア・小胞体など)はすべて細胞質内と整理する。
  • 関連知識: 赤血球や血小板は例外的に核を持たない(無核細胞)。性染色体はX・Yがあり、女性はXX、男性はXYである。
  • よくある間違い: 中心体は細胞「分裂」に関与するので核の中にあると思いがちだが、実際は細胞質に存在する。
比較表
核の構成要素 機能
DNA(染色体) 遺伝情報の保持・複製
核小体 リボソームRNAの合成
核膜(核膜孔) 核と細胞質の境界、物質の出入り
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題34|細胞の核について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題34|細胞の核について誤っている記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手