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理由で解く 生理学

Q0003 生理学の基礎

出典:あマ指 第2回(1994) 問題39
問題
DNAについて正しい記述はどれか。
選択肢
1 小胞体にある。
2 1 本のラセン構造である。
3 遺伝情報をもつ。
4 2 種類の塩基で構成される。
解答
正解3(遺伝情報をもつ。)
解説
✗ 1. 誤り
小胞体にある。
DNAは主に核内に染色質(染色体)として存在する。小胞体はタンパク質合成(粗面)や脂質合成(滑面)の場であり、DNAは存在しない。
✗ 2. 誤り
1 本のラセン構造である。
DNAはヌクレオチドの鎖が2本向き合い、互いの塩基同士で結合して二重らせん構造を形成している。1本のらせん構造ではない。
✓ 3. 正しい
遺伝情報をもつ。
DNAは個体の形質に関するすべての遺伝情報を持つ分子である。リン酸・糖(デオキシリボース)・塩基からなるヌクレオチドが鎖状につながった高分子化合物であり、4種類の塩基(A・G・T・C)の配列順序によって遺伝情報がコードされている。細胞分裂時にはDNAが正確に複製され新しい細胞に受け継がれるほか、mRNAへの転写を通じてタンパク質合成を指令する。ヒトのゲノムは約30億塩基対で、約2万2千個の遺伝子を含む。
✗ 4. 誤り
2 種類の塩基で構成される。
DNAを構成する塩基はアデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)の4種類であり、2種類ではない。
ポイント
  • DNAは核内に存在する二重らせん構造の高分子であり、A・G・T・Cの4種類の塩基配列によって遺伝情報をコードしている。
  • 覚え方のコツ: 「DNAの塩基=ATGC」「RNAの塩基=AUGC(TがUに変わる)」と対比して覚える。二重らせんの相補的塩基対は「A-T、G-C」である。
  • 関連知識: DNAの遺伝情報はmRNAに転写され、リボソーム上でタンパク質に翻訳される(セントラルドグマ: DNA→RNA→タンパク質)。
  • よくある間違い: DNAとRNAの違いを混同しやすい。RNAは1本鎖・リボース・ウラシル、DNAは2本鎖・デオキシリボース・チミンである。
比較表
項目 DNA RNA
構造 二重らせん(2本鎖) 1本鎖
デオキシリボース リボース
塩基 A, G, T, C A, G, U, C
存在場所 核(染色体) 核・細胞質
主な機能 遺伝情報の保持・複製 タンパク質合成(転写・翻訳)
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題39|DNAについて正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題39|DNAについて正しい記述はどれか。
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