学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO61P016
理由で解く 作業療法士
妄想は肯定も否定もせず、注意を作業そのものへ向けさせるのが基本。作業への集中を促すことで妄想から距離を取らせ、参加を維持する。
統合失調症の被害妄想(注察妄想)に対しては、内容を肯定して助長することも、真っ向から否定して患者を追い詰めることも避けるのが原則である。作業活動に集中するよう声をかけることで、妄想的な思考から注意をそらし、『今ここでの作業』という現実的で安心できる対象に意識を向けさせられる。これにより不安を軽減し、無為状態からの活動参加を維持できる。妄想の内容を詳しく掘り下げて聴くことは妄想を強化しかねず、勘違いだと指摘することは患者の体験を否定して信頼関係を損なうため不適切。
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