学習トップ理由で解く 作業療法士第14章 ▸ 一般 / QO61A025

理由で解く 作業療法士

QO61A025 作業療法管理学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午前 問25
問題
インシデントレポートで正しいのはどれか。
選択肢
1 部署の管理者が報告する。
2 医師の指示に基づき報告する。
3 スタッフ間の伝達ミスは報告対象である。
4 治療の必要がない事象は報告不要である。
5 当事者が十分に反省していたら報告不要である。
解答
正解3(スタッフ間の伝達ミスは報告対象である。)
解説

インシデントレポートは、患者に実害がなくてもヒヤリ・ハットや伝達ミスを含めて幅広く報告し、再発防止に活かす目的の仕組みである。処罰や反省のためのものではない。

インシデントレポートは、事故に至らなかったヒヤリ・ハット事例も含めて広く収集し、原因分析による再発防止(システム改善)を目的とする。スタッフ間の伝達ミスは事故につながりうる重要なインシデントであり報告対象となるため、選択肢3が正しい。報告は当事者・気づいた者が行うもので管理者や医師の指示は不要である。患者に実害(治療の必要)がない事象こそヒヤリ・ハットとして積極的に報告すべきであり、当事者の反省の有無で報告要否が決まるものでもない。個人の責任追及ではなく組織的安全管理が本質である。

✗ 1. 誤り
部署の管理者が報告する。
報告は当事者や発見者が行い、管理者に限られない
✗ 2. 誤り
医師の指示に基づき報告する。
医師の指示は不要で、気づいた者が報告する
✓ 3. 正しい
スタッフ間の伝達ミスは報告対象である。
伝達ミスは事故につながる重要なインシデントで報告対象である
✗ 4. 誤り
治療の必要がない事象は報告不要である。
実害のないヒヤリ・ハットこそ再発防止のため報告すべき
✗ 5. 誤り
当事者が十分に反省していたら報告不要である。
反省の有無で報告要否は決まらない
ポイント
  • ヒヤリ・ハットも報告対象
  • 目的は再発防止・システム改善
  • 個人の処罰・反省が目的ではない
  • 伝達ミスも報告する
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