学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO61A007
理由で解く 作業療法士
能動義手の手先具開大は肩甲帯外転(前方突出)・屈曲でケーブルを引く力が源。肘屈曲位では所要の張力が増すため、肩甲帯筋力低下では手先具が完全に開かない。
随意開き式能動フックは、8字ハーネスを介して肩甲帯の外転(前方突出)や肩関節屈曲でコントロールケーブルを牽引し、その張力でフックを開く。複式コントロールケーブルシステムでは同じ操作で肘の屈曲と手先具操作を担うため、肘を90度屈曲位に保持した状態で手先具を開くにはより大きなケーブル張力が必要になる。したがって、そのケーブルを引く力源である残存肢の肩甲帯筋力が低下していると、肘屈曲位で手先具が完全に開かない現象が生じる。フックのゴムが弱ければむしろ開きやすくなるため逆であり、ハウジングが短すぎたり肩の回旋制限があると別の適合不良を来すが、『肘屈曲位で開ききらない』の主因としては操作力源である肩甲帯筋力低下が最も合致する。
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