学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO60P019
理由で解く 作業療法士
希死念慮の訴えには、否定・叱咤・突き放しをせず、まず受容的に傾聴し気持ちを語ってもらう(TALKの原則)ことが適切。
自殺念慮の訴えへの基本対応はTALKの原則(Tell:誠実に関わる、Ask:率直に尋ねる、Listen:傾聴する、Keep safe:安全確保)である。患者が死にたい気持ちを言葉にできたこと自体を受け止め、批判せず気持ちの背景を聴くことが、孤立感の緩和と安全確保につながる。「なぜそのような気持ちになったのか聞かせて下さい」は、気持ちを否定せず率直に尋ね傾聴する態度で適切である。一方、「もっと苦しい人もいる」は苦痛の否定、「頑張りましょう」「我慢して下さい」は励まし・叱咤で自責を強め追い詰める不適切な対応、「薬が効いていない」と即断して話を打ち切る対応も訴えの傾聴を欠き不適切である。なお希死念慮は主治医・チームへ速やかに共有し安全管理を図る必要はあるが、その場でまず行うべきは受容的傾聴である。
| 原則 | 具体的態度 |
|---|---|
| Tell | 誠実な態度で心配を伝える |
| Ask | 死にたい気持ちを率直に尋ねる |
| Listen | 批判せず傾聴する |
| Keep safe | 安全を確保しチームで共有 |
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