学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO60P016
理由で解く 作業療法士
希死念慮を伴ううつ病の急性期。休養と回復状態の把握が優先で、復職時期の話題は自責・焦燥を強め時期尚早のため不適切。
入院2週目の作業療法開始時は、うつ病の急性期を脱しつつある回復初期であり、この段階では十分な休養と心身の負担軽減が最優先である。睡眠・日中の過ごし方・疲労感は活動量と休養状態を把握してプログラムの負荷を調整するために必要で、病識(病気に対する認識)は治療への構えや無理をしていないかの評価に不可欠である。一方、復職の希望時期を早期に尋ねることは、まだ自責感や自己評価の低下が強い患者に「早く戻らねば」という焦りや「戻れないのでは」という無力感・自責を惹起し、症状を悪化させ希死念慮を強めるおそれがある。復職に関する検討は病状が安定し回復が進んだ段階(リワーク期)で行うべきで、開始時に収集すべき情報として適切でない。
| 段階 | 関わり方 |
|---|---|
| 急性期 | 休養確保・低負荷、励まし過ぎない |
| 回復初期 | 活動量・睡眠・疲労の把握、負荷調整 |
| 回復期 | 生活リズム再建・活動拡大 |
| 復職準備期 | 復職時期の検討・リワーク |
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