学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO60P012
理由で解く 作業療法士
四肢MMT0・人工呼吸器装着のALS進行例では、残存しやすい眼球運動を利用する。透明文字盤(視線で文字を指示)と眼球運動センサースイッチが適応。
ALSは進行に伴い四肢・球・呼吸筋が侵されるが、眼球運動を司る外眼筋は比較的末期まで保たれることが多い。本例は手指MMT0・全介助・人工呼吸器装着で、発声もキー入力もできない状態のため、上肢や発声を用いる機器は使えない。透明文字盤は介助者と患者が透明板を挟み、患者の視線が向いた文字を読み取る非電力のローテク手段で、残存する眼球運動で意思伝達できる。眼球運動センサースイッチは眼球や眼瞼のわずかな動きをスイッチ入力に変換し、意思伝達装置やナースコールの操作を可能にするハイテク手段である。人工喉頭は発声用で呼吸器装着例には不適、キーボードカバーは手指入力が前提でMMT0では無効、ICレコーダーは自ら発声・録音が必要で不適。
| 残存機能 | 適切な手段 |
|---|---|
| 発声可能 | 会話・電話 |
| 手指操作可能 | PC・タブレット・タッチスイッチ |
| 手指不能・眼球運動残存 | 透明文字盤・眼球運動(視線)入力スイッチ |
| 随意運動ほぼ消失(TLS) | 脳波BMI等(研究段階) |
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