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理由で解く 作業療法士
有痛性強直性けいれんは脱髄による発作性症状で多発性硬化症に特徴的。運動失調・構音障害・嚥下障害は小脳・脳幹障害として両疾患に共通しうる。
多発性硬化症(MS)は中枢神経の脱髄疾患で、時間的・空間的多発性を示し、脱髄病巣の異常興奮伝播による発作性(paroxysmal)症状を呈する。その一つが有痛性強直性けいれん(painful tonic spasm)で、四肢が有痛性に強直する短時間の発作を反復する、MSに比較的特徴的な症状である。一方、脊髄小脳変性症(SCD)は小脳・脳幹・脊髄の変性疾患で、運動失調・構音障害・嚥下障害を主徴とする。これらは病型によってはMSでも生じうるため『比較して特徴的』とは言えず、痙縮も錐体路障害として両者に生じうる。よって鑑別上MSに特徴的なのは有痛性強直性けいれんである。
| 項目 | 多発性硬化症(MS) | 脊髄小脳変性症(SCD) |
|---|---|---|
| 病態 | 中枢神経の脱髄・炎症 | 小脳・脳幹・脊髄の変性 |
| 経過 | 再発寛解/進行性 | 緩徐進行性 |
| 特徴的症状 | 視神経炎・有痛性強直性けいれん・レルミット徴候 | 運動失調・構音障害 |
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