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理由で解く 作業療法士

QO60A033 作業療法治療学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午前 問33
問題
前腕能動義手を図に示す。名称で正しいのはどれか。
図
選択肢
1 ハンガー
2 クロス・バー
3 ベース・プレート
4 ハーネス
5 リテーナー
解答
正解3(ベース・プレート)
解説

前腕ソケットにリベット固定された扁平な板がベース・プレートで、ハウジング/リテーナーを取り付ける土台となる。

本図は前腕能動義手のハーネス・コントロールケーブルシステムの線画である。①は肩に交差する2本のストラップ=ハーネス、右端は分離フック、前腕に沿ってコントロールケーブルが走る。前腕ソケットには扁平な板がリベット固定されており(③の拡大図)、これがベース・プレートである。ベース・プレートはケーブルハウジングを支持するリテーナーなどを取り付ける土台となる部品。本問は図中の各番号に付した名称の正誤を問うもので、①が明らかにハーネス(=選択肢1「ハンガー」・選択肢4「ハーネス」の対応が誤り)であることからも、正しく命名されているのは③のベース・プレートのみと分かる。

✗ 1. 誤り
ハンガー
図の①は肩を通って交差する2本のストラップで、これはハーネス(figure-8ハーネス)である。ハンガーではない
✗ 2. 誤り
クロス・バー
図の②は前腕拡大図でベース・プレート上に立つ突起(ハウジングを留める部分)を指す。クロス・バーは複式コントロールケーブルで2本のケーブルを連結する横バーであり、本図の該当部位の名称ではない
✓ 3. 正しい
ベース・プレート
図の③は前腕ソケットにリベットで固定された扁平な板で、ハウジング/リテーナーを取り付ける土台となる。これがベース・プレートである
✗ 4. 誤り
ハーネス
図の④は前腕部のコントロールケーブル周りを指しており、ハーネスは①の肩ストラップである。④の名称としてハーネスは当たらない
✗ 5. 誤り
リテーナー
図の⑤が指すのは肘寄りのケーブル連結金具であり、設問で正しく命名されている部品はベース・プレート(③)である。⑤=リテーナーは正しい対応ではない
ポイント
  • 能動義手=ハーネス+ケーブルで肩甲帯運動を手先具操作に変換
  • ベース・プレート=ソケット上の力伝達の基盤部品
  • ハーネスは力源(随意運動)を集める装具
比較表
能動義手ハーネス系の主な部品
部品役割
ハーネス肩甲帯・体幹の運動を力源として集める帯
ベース・プレートソケット上でケーブルの支点・部品固定の基盤
ハンガーケーブルハウジングの支持金具
リテーナーケーブルを経路上に保持する留め具
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