学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO60A030

理由で解く 作業療法士

QO60A030 作業療法治療学

出典:第60回作業療法士国家試験(2025)午前 問30
問題
成人健常者の背臥位姿勢で体圧が最も小さい部位はどれか。
選択肢
1 後頭骨
2 肩甲骨
3 第3腰椎
4 仙骨
5 踵骨
解答
正解3(第3腰椎)
解説

背臥位では骨突出部(仙骨・踵骨・後頭骨・肩甲骨)に圧が集中する。腰椎は前弯でマットから浮き体圧が小さい。

背臥位では体重が支持面の骨突出部に集中し、後頭骨・肩甲骨・仙骨・踵骨などが高い接触圧を受ける(褥瘡好発部位)。一方、腰椎は生理的前弯によりマットレスから浮いた状態となり接触面積・接触圧が小さくなる。第3腰椎部は前弯の頂点付近で支持面と接しにくいため、選択肢の中で体圧が最も小さい。褥瘡予防のポジショニングでは、この体圧分布を理解し骨突出部の除圧を図ることが要点である。

✗ 1. 誤り
後頭骨
頭部の重量が集中する骨突出部で体圧が高い
✗ 2. 誤り
肩甲骨
背部の骨突出部で体圧が高い
✓ 3. 正しい
第3腰椎
腰椎前弯でマットから浮き体圧が最も小さい
✗ 4. 誤り
仙骨
背臥位で最も体圧が高い褥瘡好発部位
✗ 5. 誤り
踵骨
下肢の骨突出部で体圧が高い褥瘡好発部位
ポイント
  • 背臥位の高圧部=仙骨・踵骨・後頭骨・肩甲骨(褥瘡好発部位)
  • 腰椎は前弯で浮き体圧が小さい
  • 褥瘡予防は骨突出部の除圧が要点
比較表
背臥位の褥瘡好発部位(骨突出部)
部位体圧
仙骨高(最好発)
踵骨
後頭骨
肩甲骨
第3腰椎(腰部)低(前弯で浮く)
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