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理由で解く 作業療法士

QO59P030 作業療法評価学

出典:第59回作業療法士国家試験(2024)午後 問30
問題
FIMの食事で6点はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 介助皿を使用する。
2 食事動作は自立しているが減塩食である。
3 醤油をかけてもらう。
4 スプーンで動作自立している。
5 配膳前の調理の段階で刻んでもらう。
解答
正解1(介助皿を使用する。)、5(配膳前の調理の段階で刻んでもらう。)
解説

FIMの6点(修正自立)は、自助具の使用・通常より時間がかかる・安全性への配慮・きざみ食などで人の介助は不要な状態。介助皿の使用と、配膳前に厨房で刻んでもらう対応がこれに当たる。

FIMの食事項目は、配膳後に適切に用意された食物を口に運び咀嚼・嚥下する動作を評価する。7点は自助具も含め一切の補助や配慮が不要な完全自立、6点(修正自立)は自助具の使用・通常より時間がかかる・安全性への配慮・きざみ食など『物的手段や工夫は要すが人の手を借りない』状態を指す。介助皿(すくいやすい皿=自助具)を使えば人の介助なく食べられるため6点。配膳前の調理段階で刻む対応は、配膳後の食事動作そのものには介助が入らないため6点扱いとなる。減塩食やスプーンでの自立は工夫なく食べられる完全自立で7点、醤油をかけてもらうのは食事の場面で人が手を貸す準備介助にあたり5点である。

✓ 1. 正しい
介助皿を使用する。
すくいやすい皿という自助具を用い人の介助は不要=修正自立(6点)
✗ 2. 誤り
食事動作は自立しているが減塩食である。
食種の違いは動作自立度に影響せず、工夫なく食べられれば完全自立(7点)
✗ 3. 誤り
醤油をかけてもらう。
食事場面で人が手を貸す準備・介助にあたり、5点相当
✗ 4. 誤り
スプーンで動作自立している。
補助具の工夫なく自立して食べられ完全自立(7点)
✓ 5. 正しい
配膳前の調理の段階で刻んでもらう。
厨房での事前対応で配膳後の動作に介助はなく修正自立(6点)
ポイント
  • FIM7点=完全自立、6点=修正自立(自助具・時間・安全配慮・きざみ食)
  • 6点は物的工夫は要すが人の介助なし
  • 食事場面で人が手を貸すと5点以下
比較表
FIM食事の自立レベル
点数状態
7点完全自立工夫なく自力摂取・減塩食
6点修正自立自助具使用・事前のきざみ食
5点監視/準備食卓で醤油をかけてもらう
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