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理由で解く 作業療法士

QO59A028 作業療法評価学

出典:第59回作業療法士国家試験(2024)午前 問28
問題
近時記憶検査で適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 CAT
2 TMT
3 RAVLT
4 ハノイの塔
5 三宅式記銘力検査
解答
正解3(RAVLT)、5(三宅式記銘力検査)
解説

近時記憶(数分〜数時間の遅延再生)を評価するのはRAVLTと三宅式記銘力検査。注意・遂行機能の検査とは区別する。

近時記憶とは、いったん記銘した情報を数分〜数時間の遅延後に想起する能力で、単語や対語を記銘させ遅延再生で評価する。RAVLT(Rey聴覚性言語学習検査)は単語リストの学習と遅延再生・再認を、三宅式記銘力検査は有関係・無関係対語の記銘と再生を測るため、いずれも近時記憶(言語性記憶)の評価に適する。CATは注意、TMTは注意・遂行、ハノイの塔は遂行機能(問題解決)の検査であり近時記憶を主目的としない。

✗ 1. 誤り
CAT
CAT(標準注意検査法):注意機能の評価で記憶検査ではない
✗ 2. 誤り
TMT
TMT(Trail Making Test):注意・処理速度・遂行機能の評価
✓ 3. 正しい
RAVLT
単語リストの学習と遅延再生による言語性の近時記憶検査
✗ 4. 誤り
ハノイの塔
計画・問題解決=遂行機能の課題
✓ 5. 正しい
三宅式記銘力検査
対語の記銘と再生による言語性の近時記憶検査
ポイント
  • 近時記憶=遅延(数分〜時間)後の再生
  • RAVLT・三宅式は言語性記憶を評価
  • CAT・TMTは注意系の検査
  • ハノイの塔は遂行機能
比較表
検査と評価領域
検査主な評価領域
RAVLT言語性の近時記憶(学習・遅延再生)
三宅式記銘力検査言語性の近時記憶(対語)
CAT注意
TMT注意・遂行機能
ハノイの塔遂行機能(問題解決)
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