学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO59A002
理由で解く 作業療法士

嚥下内視鏡では喉頭を上方から観察し、食道(入口部)は喉頭・気管の背側に位置する。
本図は嚥下内視鏡検査(VE)で、左は軟性内視鏡を経鼻的に挿入して咽喉頭を観察する経路の模式図、右は実際の喉頭内視鏡像である。右画像には上方に「背側」、下方に「腹側」と方向が示され、中央のV字状に開いた暗い部分が声門(両側は声帯ヒダ)である。解剖学的に食道(食道入口部)は喉頭・気管の背側(後方)に位置するため、画面上方の「背側」側が食道側にあたり、選択肢3が正しい。声門は開大しており発声中(声帯内転)ではなく、また視野が白化するホワイトアウトもないため嚥下反射中でもない安静時像である。気管支・食道内腔はこの喉頭像には描出されず、それらの観察や食道蠕動は確認できない。
| 項目 | VE(嚥下内視鏡) | VF(嚥下造影) |
|---|---|---|
| 観察法 | 経鼻内視鏡で直接観察 | X線透視+造影剤 |
| 観察部位 | 咽頭・喉頭・声帯 | 口腔〜食道(動態) |
| 嚥下の瞬間 | ホワイトアウトで観察困難 | 全経過を観察可能 |
| 被曝 | なし | あり |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。