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理由で解く 作業療法士

QO58P025 作業療法治療学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午後 問25
問題
筋電義手で正しいのはどれか。
選択肢
1 6歳児以上が適応である。
2 前腕義手はハーネスを用いる。
3 感覚フィードバック機能がある。
4 五指駆動型の筋電ハンドはない。
5 1つの電極でも開閉制御はできる。
解答
正解5(1つの電極でも開閉制御はできる。)
解説

筋電義手は残存筋の表面筋電位で電動ハンドを制御する。1つの電極でも筋収縮の強弱や連続収縮を使って開閉を制御できる。

筋電義手は断端の残存筋が発する表面筋電位を電極で拾い、モーターでハンドの開閉を行う能動義手である。標準的には拮抗する2筋(屈筋・伸筋)に2電極を用いるが、1つの電極でも筋収縮の強さやダブルインパルス(連続収縮)などの制御方式によって開閉を切り替えることが可能である。したがって選択肢5が正しい。適応年齢は低年齢化しており乳幼児期からの導入例もあること、筋電義手は断端の自己懸垂で装着しハーネスを必要としないこと、一般的な筋電義手には感覚フィードバック機能がないこと、近年はi-limb等の五指が独立駆動する多関節筋電ハンドが実用化されていることから、他の選択肢は誤りである。

✗ 1. 誤り
6歳児以上が適応である。
適応年齢は低年齢化し乳幼児期からの導入例もある。6歳以上に限らない
✗ 2. 誤り
前腕義手はハーネスを用いる。
筋電義手は断端で自己懸垂しハーネスは不要
✗ 3. 誤り
感覚フィードバック機能がある。
一般的な筋電義手には感覚フィードバックはない
✗ 4. 誤り
五指駆動型の筋電ハンドはない。
五指が独立駆動する多関節筋電ハンドが実用化されている
✓ 5. 正しい
1つの電極でも開閉制御はできる。
収縮強度や連続収縮を用い単一電極でも開閉制御が可能
ポイント
  • 筋電義手=表面筋電位でハンドを電動制御
  • 単一電極でも収縮強度・連続収縮で開閉制御可
  • ハーネス不要・自己懸垂、感覚FBは通常なし
比較表
能動義手の制御方式
種類制御・懸垂
体内力源(能動フック)ケーブルとハーネスで肩の動きにより操作
筋電義手表面筋電位でモーター制御、断端で自己懸垂
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