学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58P019
理由で解く 作業療法士
見当識障害と強い不安・興奮を呈する導入期には、まず安心して場に馴染めるよう援助し、混乱を鎮めることを優先する。
本例は入院直後で場所の見当識が保てず(「ここは学校ですか」「帰ります」)、歩き回りや怒声・暴言という不安・興奮・BPSDが前景に立っている。この段階でまず必要なのは、否定や課題強制ではなく、受容的に関わり安心できる雰囲気を作って場に馴れてもらうことである。信頼関係と安心が得られてから、なじみの活動を段階的に導入する。叱責は興奮を悪化させ、就労復帰や記憶訓練は本人の現状や認知症の特性に合わず、混乱の強い導入期にいきなり作業を導入するのも時期尚早である。
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