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理由で解く 作業療法士

初発=左・再発=右の両側基底核出血により皮質延髄路が両側障害され、偽性球麻痺による構音障害が新たな症状となる。
頭部単純CT水平断。放射線科的表示で各画像の左端が患者右、右端が患者左。初発時A では患者左側の基底核(被殻)に高吸収(白色)の血腫を認める。再発時B では患者右側の基底核(被殻)に高吸収の血腫を認める。つまり初発は左、再発は右で、再発により両側の基底核が障害された状態になる。皮質延髄路(corticobulbar tract)は通常両側支配のため片側病変だけでは構音・嚥下障害は軽度・一過性にとどまるが、両側が障害されると偽性球麻痺となり持続的な構音障害を来す。したがって再発による新たな症状として最も考えられるのは構音障害である。一方、意識障害(昏睡)を来す脳幹圧迫・広範血腫はなく(1誤)、右同名半盲は左視放線・後頭葉病変で生じるため患者右側の基底核出血では説明できず(3誤)、回転性めまいは後頭蓋窩(脳幹・小脳・前庭系)病変によるもので幕上基底核出血では生じにくく(4誤)、Gerstmann症候群は優位半球(右利きでは左)頭頂葉・角回病変で生じるため非優位側(右)の再発とは合致しない(5誤)。
| 部位 | 主な症状 |
|---|---|
| 被殻・内包周囲 | 片麻痺・構音障害 |
| 後頭葉・視放線 | 同名半盲 |
| 小脳・脳幹 | 回転性めまい・失調 |
| 優位半球角回 | Gerstmann症候群 |
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