学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58P002
理由で解く 作業療法士

多発性硬化症で易疲労性と視覚障害を伴う症例には、過負荷・過熱と細かな視覚/巧緻性を避けられる粗大・リズミカルな機織り(5)が最も適切。
画像は選択肢そのもので、5種類の作業療法場面の線画が描かれている。本症例は多発性硬化症で、易疲労性が強く、四肢筋力の軽度低下・表在感覚の軽度鈍麻に加えて視覚障害が進行してきている。作業選択では、(1)疲労・過負荷(発熱を含む)を避けること、(2)細かな視覚・巧緻性への依存が少ないこと、が要点となる。線画で確認すると、2(鋸で板を切る)と3(鍬で土を耕す)は前傾・全身運動を伴う高負荷作業で、易疲労性のMSでは過労・体温上昇により症状増悪を招くため不適。1(針で布を縫う裁縫)と4(木槌で刻印を打つ革細工)は、いずれも近見での位置合わせや巧緻動作を要し、進行する視覚障害と感覚鈍麻の本症例には不向き。これに対し5(杼で横糸を通す機織り)は、杼を左右に通す粗大でリズミカルな上肢運動が中心で、細かい視覚や巧緻性への依存が低く、活動量の調整も容易である。したがって公式正答[5]は画像内容と整合する。
| 項目 | 対応 |
|---|---|
| 易疲労性 | エネルギー節約・休息を組み込む |
| 体温上昇 | 過負荷・高温環境を避ける(Uhthoff現象予防) |
| 寛解・再燃 | 病期に応じた活動量調整 |
| 視覚・感覚障害 | 環境調整・代償手段の導入 |
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