学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58P004
理由で解く 作業療法士
GBSの急性期(症状進行期)は脱神経筋が過用性筋力低下(overwork weakness)に陥りやすく、強い筋力増強訓練は禁忌。この時期は廃用・拘縮・誤嚥・呼吸不全の予防が主体。
Guillain-Barré症候群(GBS)は先行感染後に発症する急性炎症性脱髄性多発根神経炎で、通常は発症から数日〜2週で症状が進行し(進行期)、その後プラトーを経て回復に向かう。入院5日目は筋力低下がなお進行し嚥下障害も出現している進行期にあたる。この時期の脱神経筋に高負荷の筋力増強訓練を行うと、かえって筋を障害する過用性筋力低下を招くため禁忌である。一方、むせ(嚥下障害)に対する嚥下訓練・誤嚥予防、呼吸筋麻痺・呼吸不全に備えた呼吸訓練、拘縮予防の関節可動域訓練、褥瘡・変形予防の座位ポジショニングは、いずれも急性期から必要な合併症予防的介入であり実施する。したがって『行わない』のは筋力増強訓練である。
| 介入 | 急性期(進行期)での可否 |
|---|---|
| 嚥下訓練 | 行う(誤嚥予防) |
| 呼吸訓練 | 行う(呼吸不全予防) |
| 関節可動域訓練 | 行う(拘縮予防) |
| ポジショニング | 行う(褥瘡・変形予防) |
| 高負荷筋力増強訓練 | 控える(過用性筋力低下) |
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