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理由で解く 作業療法士

QO58A097 臨床医学大要

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問97
問題
興奮や昏迷などの意志発動の異常が主体となる統合失調症の病型はどれか。
選択肢
1 緊張型
2 残遺型
3 単純型
4 破瓜型
5 妄想型
解答
正解1(緊張型)
解説

緊張型は緊張病症状(昏迷・興奮・カタレプシー・拒絶など)を主体とする病型で、意志発動(精神運動)の異常が前景に立つ。

従来分類(ICD-10等)の統合失調症の病型のうち、緊張型は精神運動性の障害=緊張病症候群を特徴とし、無言・無動の昏迷と激しい緊張病性興奮が両極的に出現し、カタレプシー(蝋屈症)、拒絶症、常同・衒奇などを伴う。設問の「興奮や昏迷などの意志発動の異常」はまさに緊張型の記述である。破瓜型は思考解体・感情鈍麻・意欲低下を主体に青年期に発症し予後不良、妄想型は体系化された妄想・幻聴が主体、単純型は陰性症状が緩徐に進行、残遺型は急性期後に陰性症状が残存する状態である。よって答えは緊張型。

✓ 1. 正しい
緊張型
昏迷・興奮・カタレプシー・拒絶など意志発動(精神運動)の異常が主体
✗ 2. 誤り
残遺型
急性期の後に陰性症状(感情平板化・意欲減退)が残存する慢性状態
✗ 3. 誤り
単純型
目立つ幻覚妄想なく陰性症状が緩徐に進行する病型
✗ 4. 誤り
破瓜型
青年期発症、思考解体・感情鈍麻・意欲低下が主体で予後不良
✗ 5. 誤り
妄想型
比較的体系化された妄想と幻聴が主体、発症は比較的遅い
ポイント
  • 緊張型=緊張病症状(昏迷・興奮・カタレプシー・拒絶)
  • 破瓜型=解体・陰性症状、青年期発症で予後不良
  • 妄想型=妄想・幻聴主体
比較表
統合失調症の病型
病型主症状
緊張型昏迷・興奮・カタレプシー(意志発動異常)
破瓜型思考解体・感情鈍麻・意欲低下
妄想型体系的妄想・幻聴
単純型陰性症状の緩徐進行
残遺型急性期後の陰性症状残存
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