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理由で解く 作業療法士
Steinbrockerのclass分類は身体機能・日常生活動作の遂行能力を4段階で評価する機能分類で、ADL(日常生活)の評価に用いられる。
関節リウマチの評価尺度は目的により異なる。Steinbrockerのclass分類(機能分類)は、日常生活動作の遂行能力を基準にclassI〜IVの4段階に分類する機能的評価で、まさに『日常生活の評価』に該当する(なおstage分類はエックス線に基づく病期分類で別物)。DAS28は圧痛・腫脹関節数と炎症反応・患者評価から算出する疾患活動性の指標、Larsen分類はエックス線での関節破壊の程度分類、Lansbury指数は疾患活動性の総合指標であり、いずれも日常生活そのものの評価ではない。AIMSは生活の質(QOL)を多面的に測る包括的尺度で日常生活も含むが、本問では日常生活動作能力を端的に評価するSteinbrockerのclass分類が最も適切とされる。
Steinbrockerのclass分類の中身も押さえておきたい。classIは身体機能が完全で、不自由なしに普通の仕事が全部できる、classIIは1か所以上の関節に苦痛や運動制限があっても普通の活動ならなんとかできる、classIIIは普通の仕事も自分の身の回りのこともわずかにできるかほとんどできない、classIVは寝たきりまたは車椅子に座ったきりで身の回りのこともほとんどできない、という4段階である。段階を分ける基準がエックス線所見ではなく『生活動作がどこまでできるか』に置かれている点が、病期を示すstage分類との決定的な違いであり、本問が『日常生活の評価』としてclass分類を選ばせる理由である。なお米国リウマチ学会が1991年に改訂した機能分類は、身の回り・職業的活動・非職業的活動の3つのどこまでが可能かで同じくclassI〜IVに分ける別の基準なので、混同しないようにしたい。
| 尺度 | 評価対象 |
|---|---|
| Steinbrocker class分類 | 日常生活動作能力(機能分類) |
| Steinbrocker stage分類 | エックス線による病期 |
| DAS28 | 疾患活動性 |
| Lansbury指数 | 疾患活動性(総合) |
| Larsen分類 | 関節破壊の程度(エックス線) |
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