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理由で解く 作業療法士

QO57P040 作業療法治療学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問40
問題
せん妄について正しいのはどれか。
選択肢
1 急性に発症する。
2 日内変動を伴わない。
3 若年者が発症しやすい。
4 重度の意識混濁を伴う。
5 環境因子の影響を受けない。
解答
正解1(急性に発症する。)
解説

せん妄は急性に発症する軽度〜中等度の意識障害(意識変容)で、日内変動(夜間増悪)を伴い、高齢者・環境変化で生じやすい。

せん妄は身体疾患・薬剤・手術・環境変化などを契機に急性に発症する意識障害(注意・意識の変容)で、症状は動揺し夜間に増悪する日内変動を示す。高齢者に多く、入院や転居などの環境因子が誘発・増悪因子となる。したがって「急性に発症する」とした選択肢1が正しい。認知症が緩徐発症で意識清明なのと対照的である。

✓ 1. 正しい
急性に発症する。
数時間〜数日で急性に発症するのがせん妄の特徴
✗ 2. 誤り
日内変動を伴わない。
症状は動揺し夜間に増悪する日内変動を伴う
✗ 3. 誤り
若年者が発症しやすい。
高齢者に発症しやすい
✗ 4. 誤り
重度の意識混濁を伴う。
意識混濁は軽度〜中等度で、注意・意識の変容が中心
✗ 5. 誤り
環境因子の影響を受けない。
入院・転居など環境変化が誘因・増悪因子となる
ポイント
  • 急性発症・日内変動(夜間増悪)
  • 高齢者に多く環境変化が誘因
  • 意識変容(軽〜中等度)を伴う
比較表
せん妄と認知症の鑑別
項目せん妄認知症
発症急性緩徐
意識変容(混濁あり)清明
経過動揺・日内変動慢性進行
可逆性可逆的なことが多い多くは非可逆
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