学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 一般 / QO57P033
理由で解く 作業療法士
下肢Ⅳは分離運動が出始める段階。立位で麻痺側下肢に荷重を促し、正常な運動パターンを引き出すのが適切である。
Brunnstrom法ステージは弛緩(Ⅰ)→痙性と共同運動の出現(Ⅱ〜Ⅲ)→分離運動の出現(Ⅳ〜Ⅴ)→ほぼ正常(Ⅵ)と回復する。本例の下肢Ⅳは、座位で膝を90度以上屈曲したり、踵を床につけたまま足関節を背屈できる段階にあたる。この段階では立位で麻痺側に体重を移す支持性が期待でき、荷重を通じて正常な運動パターンを促通するのが適切である。一方、上肢・手指はⅢで痙性が最も強く共同運動が優位な時期であり、痙性や異常パターンを助長する介入、高い随意性を前提とする介入は適さない。緊張性頸反射など原始反射の利用は異常筋緊張と共同運動を強めるため用いない。長下肢装具は膝の支持性が得られない重度例に用いるもので、下肢Ⅳでは過剰であり、必要でも短下肢装具で足関節を補う程度でよい。重錘を用いた反復運動は、上肢Ⅲでは痙性と共同運動を強めやすい。CI療法は手関節・手指の一定の随意伸展が適応条件であり、上肢Ⅲ・手指Ⅲでは適応外である。
| ステージ | 運動の特徴 |
|---|---|
| I | 弛緩性麻痺(随意運動なし) |
| II〜III | 痙性出現・共同運動優位 |
| IV〜V | 分離運動が出現 |
| VI | ほぼ正常な協調運動 |
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