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理由で解く 作業療法士

QO57P010 作業療法治療学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問10
問題
70歳の男性。慢性心不全。NYHA分類II度。安静時心拍数70/分、Karvonen法による運動時の1分間の目標心拍数はどれか。ただし、係数は0.5とする。
選択肢
1 90
2 100
3 110
4 120
5 130
解答
正解3(110)
解説

Karvonen法:目標HR=(最大HR−安静時HR)×係数+安静時HR。最大HR=220−年齢で算出する。

Karvonen(カルボーネン)法は、心拍予備能(最大心拍数と安静時心拍数の差)に運動強度の係数を掛け、安静時心拍数を加えて目標心拍数を求める方法である。まず推定最大心拍数を220−年齢=220−70=150/分とする。心拍予備は150−70=80/分。ここに係数0.5を掛けると80×0.5=40/分。これに安静時心拍数70を加え、目標心拍数=40+70=110/分となる。よって選択肢3の110が正しい。式にすると目標HR=(220−70−70)×0.5+70=110/分。心不全患者では過負荷を避けるため係数を低めに設定し、自覚的運動強度(Borg指数11〜13)や症状と併せて安全域で運動処方を行う。

✗ 1. 誤り
90
心拍予備80×係数0.25+70=90に相当する値で、係数を0.5とする本問の条件では導かれない
✗ 2. 誤り
100
式に正しく当てはめると(150−70)×0.5+70=110であり、100は導かれない
✓ 3. 正しい
110
目標心拍数=(220−70−70)×0.5+70=110/分で正しい
✗ 4. 誤り
120
心拍予備80×0.5=40に安静時70を加えると110であり、120にはならない
✗ 5. 誤り
130
係数を0.75とした場合の値(80×0.75+70=130)に相当し、本問の係数0.5では導かれない
ポイント
  • 目標HR=(最大HR−安静時HR)×係数+安静時HR
  • 最大HR=220−年齢
  • 心不全では係数を低めにしBorg指数と併用
比較表
Karvonen法の計算手順(本問)
手順計算
最大HR220−70=150
心拍予備150−70=80
×係数0.580×0.5=40
+安静時HR40+70=110
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