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理由で解く 作業療法士

QO56P074 運動学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問74
問題
腕神経叢後神経束の障害で筋力低下が生じるのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 上腕二頭筋
2 上腕三頭筋
3 大胸筋
4 前鋸筋
5 三角筋
解答
正解2(上腕三頭筋)、5(三角筋)
解説

後神経束(posterior cord)からは腋窩神経と橈骨神経が分岐する。よって三角筋(腋窩神経)と上腕三頭筋(橈骨神経)が障害される。

腕神経叢は根→幹→分束→束(外側・内側・後)→末梢神経へと再編される。後神経束は最終的に腋窩神経と橈骨神経に分かれる。三角筋は腋窩神経支配、上腕三頭筋は橈骨神経支配であり、いずれも後神経束由来のため障害で筋力低下が生じる。一方、上腕二頭筋は筋皮神経(外側神経束)、大胸筋は内側・外側胸筋神経、前鋸筋は長胸神経(神経根C5-7から直接分岐)支配であり、後神経束には含まれない。

✗ 1. 誤り
上腕二頭筋
筋皮神経(外側神経束)支配で後神経束ではない
✓ 2. 正しい
上腕三頭筋
橈骨神経(後神経束)支配
✗ 3. 誤り
大胸筋
内側・外側胸筋神経支配で後神経束ではない
✗ 4. 誤り
前鋸筋
長胸神経(神経根から直接分岐)支配で後神経束ではない
✓ 5. 正しい
三角筋
腋窩神経(後神経束)支配
ポイント
  • 後神経束→腋窩神経+橈骨神経
  • 三角筋=腋窩神経、上腕三頭筋=橈骨神経
  • 上腕二頭筋=筋皮神経(外側神経束)
比較表
腕神経叢の束と主要神経・支配筋
神経束分岐する神経代表筋
外側神経束筋皮神経・正中神経(外側根)上腕二頭筋
内側神経束尺骨神経・正中神経(内側根)手内在筋
後神経束腋窩神経・橈骨神経三角筋・上腕三頭筋
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