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理由で解く 作業療法士

QO56P040 作業療法評価学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問40
問題
軽度の意識障害の評価に重要な検査はどれか。
選択肢
1 光トポグラフィー
2 機能的MRI
3 MMPI
4 脳波
5 WAIS-Ⅲ
解答
正解4(脳波)
解説

脳波(EEG)は大脳皮質の活動性をリアルタイムに反映し、軽度意識障害では基礎律動の徐波化などが現れるため評価に有用。

意識は脳幹網様体賦活系と大脳皮質の活動によって保たれ、脳波(EEG)は大脳皮質の電気活動を直接反映する。軽度の意識障害(せん妄・意識混濁など)では、脳波上で背景活動(基礎律動)の徐波化や不規則化が生じるため、意識レベルの評価・変化の把握に脳波が重要である。他の選択肢は性格検査・知能検査・脳血流や脳機能局在をみる検査であり、意識障害そのものの評価には適さない。

✗ 1. 誤り
光トポグラフィー
前頭部の脳血流変化をとらえ、うつ病等の鑑別補助に用いる。意識障害の評価には適さない
✗ 2. 誤り
機能的MRI
課題に伴う脳活動の局在を可視化する研究・機能評価向けで、意識障害の臨床評価が目的ではない
✗ 3. 誤り
MMPI
性格傾向・精神症状を評価する質問紙で、意識障害の評価とは無関係
✓ 4. 正しい
脳波
大脳皮質活動を反映し、軽度意識障害で基礎律動の徐波化などを示すため評価に重要
✗ 5. 誤り
WAIS-Ⅲ
知能(IQ)を測る検査で、意識が清明であることが前提。意識障害の評価には用いない
ポイント
  • 脳波は大脳皮質活動を反映し軽度意識障害で徐波化を示す
  • 光トポ=脳血流/f MRI=機能局在/MMPI=性格/WAIS=知能で意識評価には不適
比較表
各検査の目的
検査主な評価対象
脳波(EEG)大脳皮質活動・意識レベル・てんかん
光トポグラフィー(NIRS)前頭部脳血流(うつ等の補助診断)
機能的MRI課題に伴う脳機能の局在
MMPI性格・精神症状
WAIS-III知能(IQ)
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