学習トップ理由で解く 作業療法士第3章 ▸ 一般 / QO56A071

理由で解く 作業療法士

QO56A071 運動学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午前 問71
問題
嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのはどれか。
選択肢
1 顎舌骨筋
2 顎二腹筋
3 茎突舌骨筋
4 甲状舌骨筋
5 オトガイ舌骨筋
解答
正解4(甲状舌骨筋)
解説

舌骨より上に付く舌骨上筋群は舌骨を挙上し、舌骨より下に付く舌骨下筋群は舌骨を下降させる。甲状舌骨筋のみが舌骨下筋群。

舌骨に付着する筋は、付着位置により舌骨上筋群と舌骨下筋群に分けられる。舌骨上筋群(顎舌骨筋・顎二腹筋・茎突舌骨筋・オトガイ舌骨筋)は舌骨より上方から付き、収縮すると舌骨を挙上して喉頭を持ち上げ、嚥下時の喉頭挙上・食道入口部開大に働く。一方、甲状舌骨筋は甲状軟骨と舌骨をつなぐ舌骨下筋群で、甲状軟骨(喉頭)を固定した状態で収縮すると舌骨を下降させる。したがって舌骨下降作用をもつのは甲状舌骨筋である。

✗ 1. 誤り
顎舌骨筋
舌骨上筋群で舌骨を挙上する。口腔底を構成し嚥下の初期に働く
✗ 2. 誤り
顎二腹筋
舌骨上筋群。前腹・後腹とも舌骨を挙上する
✗ 3. 誤り
茎突舌骨筋
舌骨上筋群で舌骨を後上方へ引く
✓ 4. 正しい
甲状舌骨筋
舌骨下筋群。喉頭固定時に舌骨を下降させる
✗ 5. 誤り
オトガイ舌骨筋
舌骨上筋群で舌骨を前上方へ引く
ポイント
  • 舌骨上筋群=舌骨挙上、舌骨下筋群=舌骨下降
  • 甲状舌骨筋のみ舌骨下筋群
  • 嚥下時は喉頭挙上が重要
比較表
舌骨に付着する筋の分類と作用
舌骨への作用
顎舌骨筋舌骨上筋群挙上
顎二腹筋舌骨上筋群挙上
茎突舌骨筋舌骨上筋群挙上(後上方)
オトガイ舌骨筋舌骨上筋群挙上(前上方)
甲状舌骨筋舌骨下筋群下降
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