学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO56A023

理由で解く 作業療法士

QO56A023 地域作業療法学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午前 問23
問題
介護予防とその説明の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 一次予防 ― 活動性を維持させる。
2 二次予防 ― 身体機能を改善させる。
3 二次予防 ― 要介護状態を改善させる。
4 三次予防 ― 生活習慣を改善させる。
5 三次予防 ― 要介護状態になるのを遅らせる。
解答
正解1(一次予防 ― 活動性を維持させる。)
解説

一次予防=要介護状態になる前の活動性維持・向上、二次予防=早期発見・早期対応、三次予防=要介護状態の改善・重度化防止。

介護予防を予防医学の一次・二次・三次の枠組みで問う問題。一次予防は元気な高齢者を対象に、活動性を維持・向上させて要介護状態になること自体を予防する段階である。二次予防は生活機能の低下した高齢者(フレイル・要支援リスク者)を早期に発見し早期対応する段階、三次予防はすでに要介護状態にある人の機能を改善し重度化を防ぐ段階を指す。各予防段階の「対象者」と「目的」の対応を正確に押さえることが要点。

✓ 1. 正しい
一次予防 ― 活動性を維持させる。
一次予防は要介護になる前の段階で活動性を維持・向上させ発生を予防するもので正しい
✗ 2. 誤り
二次予防 ― 身体機能を改善させる。
身体機能を改善させるのは、すでに機能低下・要介護のある者への三次予防に近い
✗ 3. 誤り
二次予防 ― 要介護状態を改善させる。
要介護状態を『改善』させるのは三次予防の目的であり二次予防ではない
✗ 4. 誤り
三次予防 ― 生活習慣を改善させる。
生活習慣を改善させるのは要介護になる前の一次予防の内容である
✗ 5. 誤り
三次予防 ― 要介護状態になるのを遅らせる。
要介護状態になるのを『遅らせる(予防する)』のは一次予防であり三次予防ではない
ポイント
  • 一次予防=発生予防・活動性維持(健常高齢者)
  • 二次予防=早期発見・早期対応(機能低下者)
  • 三次予防=改善・重度化防止(要介護者)
比較表
介護予防の3段階
段階対象目的
一次予防健常高齢者活動性維持・要介護化の予防
二次予防生活機能低下者早期発見・早期対応
三次予防要介護者機能改善・重度化防止
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