学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO56A005
理由で解く 作業療法士

半年前になかった異常Q波やST上昇・陰性T波が新規に出現していれば心筋梗塞を示す。糖尿病では無痛性・非典型的な発症に注意。
半年前と今回の心電図を比較する設問で、以前は認めなかった異常Q波の出現やST上昇・その後の陰性T波化など、貫壁性の心筋壊死を示す新規変化がみられれば心筋梗塞と判断できる。糖尿病では神経障害のため胸痛がはっきりせず『胸部不快感』程度の無痛性・非典型的な発症をとることが多く、本例の背景とも合致する。狭心症は一過性のST低下が主で持続的Q波は残さず、心房細動はP波消失とRR不整、房室ブロックはPQ延長やP-QRSの脱落、心室性期外収縮は幅広い早期QRSが特徴で、いずれも今回の新規Q波・ST変化という所見とは異なる。
| 病態 | 特徴的心電図所見 |
|---|---|
| 心筋梗塞 | 異常Q波・ST上昇→陰性T波 |
| 狭心症 | 一過性ST低下(発作時) |
| 心房細動 | P波消失・RR不整 |
| 房室ブロック | PQ延長・QRS脱落 |
| 心室性期外収縮 | 先行P波なしの幅広い早期QRS |
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