学習トップ理由で解く 作業療法士第2章 ▸ 一般 / QO55P069

理由で解く 作業療法士

QO55P069 生理学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問69
問題
嫌気的代謝の過程で生成される物質はどれか。
選択肢
1 アミノ酸
2 クエン酸
3 フマル酸
4 ピルビン酸
5 イソクエン酸
解答
正解4(ピルビン酸)
解説

嫌気的代謝=解糖系ではグルコースがピルビン酸に分解される。無酸素下ではピルビン酸が乳酸に還元される。クエン酸・イソクエン酸・フマル酸は好気的なTCA回路の中間体。

嫌気的(無酸素的)代謝は細胞質で進む解糖系を指し、グルコース1分子がピルビン酸2分子に分解され、酸素を必要とせずにATPを産生する。酸素が不足する激しい運動時にはピルビン酸が乳酸脱水素酵素により乳酸に還元される。したがって嫌気的過程で生成されるのはピルビン酸。クエン酸・イソクエン酸・フマル酸はミトコンドリアで酸素を要するTCA回路(クエン酸回路)の中間代謝物であり好気的代謝に属する。アミノ酸は蛋白質の構成単位で本代謝経路の産物ではない。

✗ 1. 誤り
アミノ酸
蛋白質の構成単位で解糖系の産物ではない
✗ 2. 誤り
クエン酸
好気的なTCA回路の中間体
✗ 3. 誤り
フマル酸
TCA回路の中間体
✓ 4. 正しい
ピルビン酸
解糖系(嫌気的代謝)の最終産物
✗ 5. 誤り
イソクエン酸
TCA回路の中間体
ポイント
  • 嫌気的代謝=解糖系(細胞質、無酸素)
  • グルコース→ピルビン酸→(無酸素下)乳酸
  • クエン酸・イソクエン酸・フマル酸はTCA回路(好気的)
比較表
代謝経路と中間体
経路特徴・中間体
解糖系(嫌気的)細胞質・無酸素・ピルビン酸→乳酸
TCA回路(好気的)ミトコンドリア・クエン酸・イソクエン酸・フマル酸
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手