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理由で解く 作業療法士
心因性非てんかん発作(PNES)とてんかん発作の鑑別では、器質的発作を示唆する所見(咬舌・尿失禁・外傷・チアノーゼ)の有無が手がかりになる。流涙はどちらでも生じうるため鑑別上の価値が低い。
心因性偽発作(心因性非てんかん発作:PNES)は、てんかんに似た運動・意識症状を示すが脳波上のてんかん性放電を伴わない。観察の要点は「器質的(真の)てんかん発作でしばしばみられるが、心因性では稀な所見」を拾い上げることにある。強直間代発作では舌を咬む(咬舌)、尿失禁、転倒による四肢外傷、呼吸抑制によるチアノーゼが起こりやすく、これらの有無は鑑別に有用である。一方、流涙は発作の型を問わず自律神経反応や情動で生じうるうえ、てんかん発作との鑑別に特異的な意味を持たないため、観察の優先度が低い。作業療法士は発作の詳細な観察記録(前兆・持続時間・左右差・受傷の有無)を残し、安全確保と医療チームへの情報提供を担う。
| 所見 | 鑑別上の意味 |
|---|---|
| 咬舌(側縁) | 強直間代発作でみられやすい |
| 尿失禁 | 意識消失を伴う発作を示唆 |
| 四肢外傷 | 転倒・強直による受傷 |
| チアノーゼ | 発作中の呼吸抑制・低酸素 |
| 流涙 | 非特異的・鑑別価値が低い |
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