学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 一般 / QO55A050

理由で解く 作業療法士

QO55A050 基礎作業療法学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問50
問題
感染症への対応で正しいのはどれか。
選択肢
1 B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
2 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。
3 HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。
4 C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
5 インフルエンザ患者は解熱後翌日から作業療法室で訓練を開始できる。
解答
正解2(開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。)
解説

開放性(排菌)結核は空気感染するため陰圧個室・N95・予防衣など感染経路別予防策を要する。血液媒介感染は唾液接触のみでは感染しない。

開放性結核は結核菌を排菌しており空気感染するため、陰圧個室管理とN95マスク、必要に応じ予防衣・手袋などの防護具を用いて対応する(選択肢2が正)。B型・C型肝炎やHIVは血液・体液を介した接触感染であり、標準予防策で対応でき個室隔離は原則不要。HIVは唾液に触れただけでは通常感染せず、直ちに抗体検査を要するのは針刺しなど血液曝露時である。C型肝炎ウイルスにはアルコール消毒のみでは不十分な場合があり血液付着器具は適切な滅菌・消毒を要する。インフルエンザは解熱後2日(発症後5日)を目安に感染性が下がるため解熱翌日の再開は早すぎる。

✗ 1. 誤り
B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
血液媒介感染で標準予防策で対応でき、個室隔離は原則不要
✓ 2. 正しい
開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。
空気感染するため陰圧個室・N95・予防衣で対応
✗ 3. 誤り
HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。
唾液接触のみでは通常感染せず、検査は血液曝露時
✗ 4. 誤り
C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
血液付着器具はアルコールのみでは不十分で滅菌・適切な消毒を要する
✗ 5. 誤り
インフルエンザ患者は解熱後翌日から作業療法室で訓練を開始できる。
解熱後2日程度は感染性が残り、翌日再開は早い
ポイント
  • 開放性結核=空気感染→陰圧個室・N95・予防衣
  • B/C型肝炎・HIV=血液媒介、標準予防策で対応
  • HIVは唾液接触のみでは感染しない
  • インフルは解熱後2日・発症後5日を目安に対応
比較表
主な感染症と感染経路・対策
感染症感染経路主な対策
開放性結核空気感染陰圧個室・N95・予防衣
B/C型肝炎血液媒介(接触)標準予防策
HIV血液・体液標準予防策、血液曝露時に検査
インフルエンザ飛沫解熱後2日・発症後5日を目安
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