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理由で解く 作業療法士

QO54P039 基礎作業療法学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問39
問題
作業療法研究においてエビデンスレベルが最も高いのはどれか。
選択肢
1 専門家委員会の報告
2 1つのランダム化比較試験
3 よくデザインされた記述的研究
4 よくデザインされた準実験的研究
5 複数のランダム化比較試験のメタ分析
解答
正解5(複数のランダム化比較試験のメタ分析)
解説

エビデンスレベルは複数RCTのメタ分析(システマティックレビュー)が最上位。単一RCT>準実験>記述的研究>専門家意見の順。

EBMのエビデンスレベルは研究デザインのバイアスの少なさで順位づけられる。複数のランダム化比較試験(RCT)を統合したメタ分析(システマティックレビュー)は、個々のRCTの結果を統計的に統合し偶然や個別研究の偏りを最小化するため最も高いレベルとされる。次いで単一のRCT、比較対照はあるが無作為化のない準実験的研究、対照を伴わない記述的研究、最も低いのが根拠の系統的検証を伴わない専門家委員会の報告・専門家個人の意見である。

✗ 1. 誤り
専門家委員会の報告
系統的な検証を欠く専門家の意見でエビデンスレベルは最も低い
✗ 2. 誤り
1つのランダム化比較試験
バイアスが少なく高いレベルだが、複数RCTを統合したメタ分析には及ばない
✗ 3. 誤り
よくデザインされた記述的研究
対照を伴わずレベルは中〜低い
✗ 4. 誤り
よくデザインされた準実験的研究
無作為化がなくRCTより低い
✓ 5. 正しい
複数のランダム化比較試験のメタ分析
複数RCTを統合し最もバイアスが少なくエビデンスレベルが最高
ポイント
  • エビデンス最上位=複数RCTのメタ分析/システマティックレビュー
  • 序列:メタ分析>単一RCT>準実験>記述的研究>専門家意見
  • 無作為化と対照の有無でバイアスが決まる
比較表
エビデンスレベル(高→低)
順位研究デザイン
最高複数RCTのメタ分析/システマティックレビュー
単一のランダム化比較試験(RCT)
準実験的研究・コホート・症例対照研究
記述的研究(横断・症例集積)
最低専門家委員会・個人の意見
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