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理由で解く 作業療法士

QO54P033 作業療法治療学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問33
問題
ボツリヌス毒素を用いた治療で、効果の一般的な持続期間はどれか。
選択肢
1 1〜2日間
2 1〜2週間
3 3〜4か月間
4 2〜3年間
5 4年以上
解答
正解3(3〜4か月間)
解説

ボツリヌス毒素(A型)による痙縮抑制効果はおおむね3〜4か月持続し、効果減弱後は再投与を行う。

ボツリヌス毒素はコリン作動性神経終末でアセチルコリンの放出を阻害し、化学的除神経により筋を弛緩させて痙縮を軽減する。効果は投与後数日〜1週間で発現し、神経終末の発芽(sprouting)による神経再支配が進むまでの約3〜4か月間持続する。効果が減弱するため通常3か月以上の間隔をあけて反復投与する。脳卒中後の上下肢痙縮などに適応される。

✗ 1. 誤り
1〜2日間
発現よりも短く、持続期間として不適切
✗ 2. 誤り
1〜2週間
効果発現の時期に近いが持続期間としては短すぎる
✓ 3. 正しい
3〜4か月間
神経終末の再支配までの標準的な効果持続期間
✗ 4. 誤り
2〜3年間
持続が長すぎ、化学的除神経の可逆性と矛盾する
✗ 5. 誤り
4年以上
恒久的効果はなく明らかに長すぎる
ポイント
  • ボツリヌス毒素の効果持続=約3〜4か月
  • 作用機序=アセチルコリン放出阻害による化学的除神経
  • 効果は可逆的で反復投与が必要(間隔3か月以上)
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