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理由で解く 作業療法士

QO54P027 作業療法評価学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問27
問題
移動評価において「歩行は困難であるが、介護者の見守りの下、車椅子で50mの移動が可能である」場合のFIMとBarthel Indexの評価点との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 FIM6点 ― BarthelIndex10点
2 FIM5点 ― BarthelIndex10点
3 FIM5点 ― BarthelIndex5点
4 FIM4点 ― BarthelIndex5点
5 FIM4点 ― BarthelIndex0点
解答
正解3(FIM5点 ― BarthelIndex5点)
解説

『見守り(監視)』で車椅子50m可能はFIM5点(監視・準備)。歩行不能で車椅子操作が自立レベルのためBarthel Indexの移動は5点。

FIMの運動項目は7段階で、介助者が身体接触せず見守り・準備・指示のみで遂行できる場合は『5点(監視・準備)』とする。本例は介護者の見守り下で車椅子50m移動が可能なため、FIM移動は5点となる(6点は補助具などによる修正自立で人の関与がない場合)。Barthel Indexの移動(歩行)項目は、45m以上を自立歩行できれば15点、介助歩行なら10点、歩行不能でも車椅子を自立操作できれば5点、全介助・不能は0点で採点する。本例は歩行困難で車椅子移動が可能なため5点となる。よって組合せはFIM5点・Barthel5点が正しい。

✗ 1. 誤り
FIM6点 ― BarthelIndex10点
6点は人の関与のない修正自立で見守り例に不適、Barthel10点は介助歩行の水準で不適
✗ 2. 誤り
FIM5点 ― BarthelIndex10点
FIM5点は妥当だがBarthelは車椅子操作水準の5点であるべき
✓ 3. 正しい
FIM5点 ― BarthelIndex5点
見守りはFIM5点(監視)、車椅子自立操作はBarthel5点で整合
✗ 4. 誤り
FIM4点 ― BarthelIndex5点
FIM4点は最小介助(身体接触あり)で見守り例に過小評価
✗ 5. 誤り
FIM4点 ― BarthelIndex0点
いずれも過小評価
ポイント
  • FIM『5点』=監視・準備・指示(身体接触なし)
  • FIM『6点』=修正自立(補助具使用、人の関与なし)
  • Barthel移動:自立歩行15/介助歩行10/車椅子操作5/不能0
比較表
移動の採点基準(本例:車椅子50m見守り)
尺度基準本例の点数
FIM監視・準備で遂行=5点5点
Barthel Index歩行不能・車椅子操作自立=5点5点
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