学習トップ理由で解く 作業療法士第4章 ▸ 一般 / QO54A098

理由で解く 作業療法士

QO54A098 臨床医学大要

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午前 問98
問題
夢に関連する睡眠障害がみられるのはどれか。
選択肢
1 睡眠時驚愕症
2 睡眠時遊行症
3 レム睡眠行動障害
4 睡眠関連摂食障害
5 周期性四肢運動障害
解答
正解3(レム睡眠行動障害)
解説

レム睡眠行動障害はレム睡眠中の夢内容に一致して行動化(叫ぶ・殴る等)する障害で、夢と関連する。睡眠時驚愕症・遊行症はノンレム睡眠期に生じ夢との関連は乏しい。

レム睡眠では通常、骨格筋の筋緊張が消失(REM atonia)して夢を見ても身体は動かない。レム睡眠行動障害(RBD)ではこの筋緊張抑制が破綻し、鮮明で暴力的な夢の内容に一致して大声を上げたり手足を動かしたりする行動化がみられる。Parkinson病など神経変性疾患の前駆症状としても重要である。一方、睡眠時驚愕症(夜驚)や睡眠時遊行症(夢遊病)はノンレム睡眠(深睡眠)からの覚醒障害で夢想起に乏しく、周期性四肢運動障害は睡眠中の反復性の下肢運動、睡眠関連摂食障害は睡眠中の摂食で、いずれも夢内容とは直接関連しない。

✗ 1. 誤り
睡眠時驚愕症
ノンレム睡眠期の覚醒障害で夢想起に乏しい
✗ 2. 誤り
睡眠時遊行症
ノンレム睡眠期に生じる夢遊病で夢との関連は乏しい
✓ 3. 正しい
レム睡眠行動障害
レム睡眠中の夢内容に一致して行動化する
✗ 4. 誤り
睡眠関連摂食障害
睡眠中の摂食行動で夢とは関連しない
✗ 5. 誤り
周期性四肢運動障害
睡眠中の反復性四肢運動で夢とは関連しない
ポイント
  • レム睡眠行動障害=夢内容の行動化
  • 夜驚・夢遊病はノンレム覚醒障害で夢想起に乏しい
  • RBDはParkinson病等の前駆症状
比較表
睡眠随伴症と睡眠段階
障害睡眠段階夢との関連
レム睡眠行動障害レム睡眠あり(行動化)
睡眠時驚愕症ノンレム乏しい
睡眠時遊行症ノンレム乏しい
周期性四肢運動障害睡眠中なし
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手