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理由で解く 作業療法士

QO54A068 生理学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午前 問68
問題
集合管における尿の濃縮に関わるホルモンはどれか。
選択肢
1 グルカゴン
2 メラトニン
3 オキシトシン
4 パラトルモン
5 アルドステロン
解答
正解5(アルドステロン)
解説

選択肢中では、集合管でNa⁺再吸収を促進し体液浸透圧・尿濃縮に関与するアルドステロンが該当する。

尿の濃縮は本来、下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモン(ADH/バソプレシン)が集合管の水透過性を高めて行うが、本問の選択肢にADHはない。集合管に直接作用するホルモンはアルドステロンで、遠位尿細管・集合管でNa⁺の再吸収(とK⁺排泄)を促進し、Na⁺再吸収に伴う水の再吸収を通じて体液量・浸透圧の調節と尿の濃縮に関与するため5が正しい。他は血糖・概日リズム・子宮収縮・カルシウム代謝を担い、集合管での尿濃縮には関与しない。

✗ 1. 誤り
グルカゴン
膵臓α細胞から分泌され血糖を上昇させる。尿濃縮には関与しない
✗ 2. 誤り
メラトニン
松果体から分泌され概日リズム(睡眠)を調節する。腎の尿濃縮には無関係
✗ 3. 誤り
オキシトシン
下垂体後葉から分泌され子宮収縮・射乳を起こす。集合管での尿濃縮には関与しない
✗ 4. 誤り
パラトルモン
パラトルモン(PTH):血中カルシウムを上げる(骨吸収・腎でのCa再吸収)。尿濃縮ホルモンではない
✓ 5. 正しい
アルドステロン
集合管でNa⁺再吸収を促進し、水の再吸収を介して体液浸透圧調節・尿濃縮に関与する
ポイント
  • 集合管に作用し尿濃縮に関与=アルドステロン(Na⁺再吸収)
  • 水の再吸収を直接高める本来のホルモンはADH(バソプレシン)
  • PTHはCa代謝、オキシトシンは子宮収縮
比較表
ホルモンの主な作用部位・作用
ホルモン主な作用
アルドステロン集合管でNa⁺再吸収↑・K⁺排泄↑(尿濃縮・体液量調節)
ADH(バソプレシン)集合管の水透過性↑(水再吸収・尿濃縮)
パラトルモン(PTH)血中Ca↑(骨吸収・腎Ca再吸収)
オキシトシン子宮収縮・射乳
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