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理由で解く 作業療法士
外傷性脳損傷後の易怒性は社会的行動障害(高次脳機能障害)の一つ。病識が乏しい段階では、自己洞察や自制の指導は成立しにくい。まず誘発要因・状況のパターンを観察・把握し、環境調整で発作を予防する。
外傷性脳損傷(前頭葉損傷など)による易怒性・脱抑制は社会的行動障害の代表症状で、本症例は病識が乏しい点が対応上の重要な前提となる。病識のない段階で自己洞察を促す・感情制御を指導する・影響を書き出させる・脳損傷との関係を理解するまで説明する、といった本人の内省や自覚に依拠したアプローチは効果が乏しく、かえって反発や混乱を招く。まず作業療法士が易怒性の誘発される状況・刺激・時間帯などのパターンを客観的に観察・把握し、そのトリガーを避ける環境調整(刺激の統制、課題難易度・量の調整、休憩の挿入)を行うことが最も適切である。行動の理解と予防が先で、洞察や自己制御の学習はより回復が進んだ段階の課題となる。
| 段階 | 対応 |
|---|---|
| 病識が乏しい急性〜回復早期 | 誘発要因の観察・環境調整で予防 |
| 自己認識が芽生えた段階 | 気づきの支援・代償行動の学習 |
| 回復が進んだ段階 | 自己モニタリング・感情制御の獲得 |
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