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理由で解く 作業療法士

正常圧水頭症は「脳溝の萎縮に不相応な側脳室拡大(前角の丸い膨隆・高位円蓋部の脳溝狭小=DESH)」が特徴で、脳室と脳溝がともに開大する脳萎縮(ex vacuo性拡大)と鑑別する。
正常圧水頭症(NPH)は、脳脊髄液の循環・吸収障害により側脳室が拡大する一方、脳実質の萎縮(脳溝開大)を伴わない、あるいは高位円蓋部の脳溝がむしろ狭小化する"脳溝に不相応な脳室拡大(DESH)"が特徴である。④は側脳室が著明に拡大し前角が丸く膨隆する一方で高位円蓋部の脳溝が狭小であり、この不相応な脳室拡大の所見に最も合致する。①は基底核のT2低信号限局病変(陳旧性出血)、②は島・側頭葉のT2高信号病変(梗塞/浮腫)で、いずれも脳室拡大を伴わない。③⑤は側脳室拡大に脳溝開大を伴う脳萎縮(ex vacuo性拡大)パターンであり、NPHの"不相応な"脳室拡大とは区別される。臨床的にNPHは歩行障害・認知機能低下・尿失禁の三徴を呈し、髄液シャント術で改善しうる治療可能な病態である点が重要。
| 病態 | 脳室 | 脳溝 |
|---|---|---|
| 正常圧水頭症 | 拡大(不均衡に大) | 高位円蓋部で狭小・シルビウス裂開大 |
| 脳萎縮(Alzheimer型等) | 軽度拡大 | びまん性に拡大 |
| 閉塞性水頭症 | 閉塞部より上流が拡大 | 圧排され狭小 |
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