学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO53P013
理由で解く 作業療法士
ステロイド投与後に生じた抑うつ症状はステロイド精神障害を疑い、まず原因薬剤の調整を検討する。
本症例はステロイド投与開始後に「何事にも興味が湧かない」という意欲低下・興味喪失(抑うつ症状)が出現している。副腎皮質ステロイド薬は精神症状(抑うつ・躁・不眠・せん妄など)を高頻度で引き起こす代表的薬剤であり、この経過はステロイド精神障害(薬剤性の抑うつ)が強く疑われる。薬剤性であれば原因薬剤の減量・変更が根本的対応となるため、まず主治医と連携してステロイドの調整を検討することが最優先である。抗うつ薬や各種心理療法は原因薬剤への対処を差し置いて先行させるものではない。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 抑うつ | 意欲低下・興味喪失(本症例) |
| 躁状態 | 多幸・活動性亢進 |
| 不眠 | 投与早期に多い |
| せん妄・精神病症状 | 高用量で出現しうる |
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