学習トップ理由で解く 作業療法士第4章 ▸ 一般 / QO53A078

理由で解く 作業療法士

QO53A078 臨床医学大要

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問78
問題
非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の副作用として正しいのはどれか。
選択肢
1 胃潰瘍
2 低血糖
3 多幸感
4 骨粗鬆症
5 中心性肥満
解答
正解1(胃潰瘍)
解説

NSAIDsはCOX阻害でプロスタグランジン産生を抑え、胃粘膜保護作用の低下から胃潰瘍・消化管出血を起こす。腎障害も代表的副作用。

NSAIDsはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジン合成を抑え、抗炎症・鎮痛・解熱作用を示す。しかしプロスタグランジンは胃粘膜血流保持・粘液分泌など胃粘膜保護にも働くため、その抑制により胃潰瘍・消化管出血をきたしやすい。また腎血流低下による腎障害も重要な副作用である。低血糖・多幸感・骨粗鬆症・中心性肥満はステロイドや他薬に関連する所見で、副腎皮質ステロイドの長期投与では骨粗鬆症・中心性肥満・多幸感(精神症状)などを生じるが、NSAIDsの副作用ではない。

✓ 1. 正しい
胃潰瘍
胃粘膜保護プロスタグランジン抑制による代表的副作用
✗ 2. 誤り
低血糖
NSAIDsの典型的副作用ではない
✗ 3. 誤り
多幸感
ステロイド等の精神症状で、NSAIDsでは典型でない
✗ 4. 誤り
骨粗鬆症
長期ステロイドの副作用でNSAIDsではない
✗ 5. 誤り
中心性肥満
ステロイドによるCushing様症状でNSAIDsではない
ポイント
  • NSAIDs=COX阻害→胃粘膜保護低下→胃潰瘍・消化管出血
  • 腎障害も代表的副作用
  • 骨粗鬆症・中心性肥満・多幸感はステロイドの副作用
比較表
NSAIDsとステロイドの主な副作用
薬剤代表的副作用
NSAIDs胃潰瘍・消化管出血、腎障害
副腎皮質ステロイド骨粗鬆症、中心性肥満、多幸感、易感染、高血糖
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手