学習トップ理由で解く 作業療法士第6章 ▸ 一般 / QO53A079

理由で解く 作業療法士

QO53A079 臨床心理学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問79
問題
欲求を満たせないときに、正反対の欲求を発展させ心的平衡を保とうとする防衛機制はどれか。
選択肢
1 抑圧
2 否認
3 行動化
4 合理化
5 反動形成
解答
正解5(反動形成)
解説

受け入れがたい欲求・感情を、正反対の態度・行動として表出することで抑え込むのが反動形成。憎しみを過度の親切で覆うなどが典型。

防衛機制は不安から自我を守る無意識の心的機制。反動形成は、抑圧された受け入れがたい欲動を意識に上らせないため、それとは正反対の態度や行動を過度に強調して表す(例:敵意を過剰な親切・丁寧さで覆う)。設問の「正反対の欲求を発展させ心的平衡を保つ」はまさに反動形成の定義である。抑圧は苦痛を無意識に押し込む、否認は現実を認めない、行動化は葛藤を衝動的行動で表す、合理化はもっともらしい理由づけで正当化する機制であり、いずれも「正反対の欲求の形成」とは異なる。

✗ 1. 誤り
抑圧
受け入れがたい観念・感情を無意識に押し込む機制
✗ 2. 誤り
否認
不快な現実そのものを認めようとしない機制
✗ 3. 誤り
行動化
内的葛藤を思考でなく衝動的な行動で表出する機制
✗ 4. 誤り
合理化
もっともらしい理由づけで自分を正当化する機制
✓ 5. 正しい
反動形成
受け入れがたい欲求を正反対の態度・行動で表す機制
ポイント
  • 反動形成=正反対の態度で欲求を覆う
  • 抑圧=無意識に押し込む
  • 合理化=理由づけで正当化
  • 否認=現実を認めない
比較表
主な防衛機制
機制内容
反動形成受け入れがたい欲求と正反対の態度・行動をとる
抑圧苦痛な感情・記憶を無意識に押し込む
否認不快な現実を認めない
合理化もっともらしい理由で正当化する
行動化葛藤を衝動的行動で表す
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