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理由で解く 作業療法士

QO53A053 解剖学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問53
問題
外側腋窩隙を構成する筋はどれか。
選択肢
1 棘上筋
2 棘下筋
3 広背筋
4 大円筋
5 肩甲下筋
解答
正解4(大円筋)
解説

外側腋窩隙(四辺形間隙)は上を小円筋、下を大円筋、内側を上腕三頭筋長頭、外側を上腕骨外科頸で囲まれ、腋窩神経と後上腕回旋動脈が通る。

肩後面には小円筋・大円筋・上腕三頭筋長頭が交差してできる隙間があり、上腕三頭筋長頭の外側にあるのが外側腋窩隙(四辺形間隙/quadrilateral space)である。その境界は上縁=小円筋、下縁=大円筋、内側縁=上腕三頭筋長頭、外側縁=上腕骨外科頸で、ここを腋窩神経と後上腕回旋動脈が後方から前外側へ抜ける。選択肢のうち境界を構成するのは大円筋のみ。上腕骨外科頸骨折や本間隙の絞扼で腋窩神経麻痺(三角筋・小円筋麻痺、肩外側の感覚障害)を生じうる。

✗ 1. 誤り
棘上筋
肩甲棘上窩から起こり肩関節外転に働く。腋窩隙の境界ではない
✗ 2. 誤り
棘下筋
外旋筋で腱板を構成するが腋窩隙の壁ではない
✗ 3. 誤り
広背筋
腋窩後壁を作るが四辺形間隙の直接の境界筋ではない
✓ 4. 正しい
大円筋
外側腋窩隙(四辺形間隙)の下縁を構成する
✗ 5. 誤り
肩甲下筋
肩甲骨前面から起こる内旋筋で、腋窩隙の境界ではない
ポイント
  • 外側腋窩隙=上:小円筋/下:大円筋/内:上腕三頭筋長頭/外:上腕骨外科頸
  • 通過するのは腋窩神経と後上腕回旋動脈
  • 腋窩神経麻痺で三角筋・小円筋障害と肩外側感覚障害
比較表
外側腋窩隙(四辺形間隙)の境界
方向構成
上縁小円筋
下縁大円筋
内側縁上腕三頭筋長頭
外側縁上腕骨外科頸
通過構造腋窩神経・後上腕回旋動脈
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