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理由で解く 作業療法士

QO53A025 作業療法評価学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問25
問題
パルスオキシメータで計測する酸素飽和度について正しいのはどれか。
選択肢
1 健常成人では85〜90%の値となる。
2 赤色光と赤外光を用いて測定する。
3 血行障害があっても正確である。
4 動脈血酸素分圧に比例する。
5 歩行中は計測できない。
解答
正解2(赤色光と赤外光を用いて測定する。)
解説

パルスオキシメータは酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの吸光度差を赤色光と赤外光の2波長で捉えて経皮的にSpO2を測定する。健常成人では96〜99%程度。

酸化Hbと還元Hbは赤色光(約660nm)と赤外光(約940nm)で吸光特性が異なり、拍動成分から動脈血の酸素飽和度SpO2を非侵襲的に算出する。健常成人のSpO2は概ね96〜99%で、85〜90%は低酸素血症を示す。末梢の血行障害・低灌流・冷感・マニキュア・体動などでは測定精度が低下する。SpO2とPaO2(動脈血酸素分圧)の関係は酸素解離曲線に従うS字状で、単純な比例関係ではない。体動により誤差は生じ得るが、歩行中でも計測自体は可能である。

✗ 1. 誤り
健常成人では85〜90%の値となる。
健常成人のSpO2は96〜99%程度で、85〜90%は低酸素血症を示す値である
✓ 2. 正しい
赤色光と赤外光を用いて測定する。
赤色光と赤外光の2波長を用い、酸化Hbと還元Hbの吸光度差から測定する
✗ 3. 誤り
血行障害があっても正確である。
末梢血行障害・低灌流では信号が不安定になり、測定精度が低下する
✗ 4. 誤り
動脈血酸素分圧に比例する。
SpO2とPaO2の関係は酸素解離曲線(S字状)に従い、比例関係ではない
✗ 5. 誤り
歩行中は計測できない。
体動で誤差は生じ得るが、歩行中でも計測は可能である
ポイント
  • 赤色光・赤外光の2波長で酸化Hbと還元Hbの吸光度差を測定
  • 健常成人SpO2=96〜99%
  • 血行障害・低灌流・体動で精度低下
  • SpO2とPaO2はS字状の酸素解離曲線の関係(非比例)
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