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理由で解く 作業療法士

QO52P022 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問22
問題
あるスクリーニングテストの結果を表に示す。このテストの感度はどれか。(疾患あり/疾患なし、テスト陽性20人/20人、テスト陰性5人/30人、小計25人/50人)
図
選択肢
1 20%
2 40%
3 50%
4 60%
5 80%
解答
正解5(80%)
解説

感度=真陽性/(真陽性+偽陰性)で、疾患あり群の中で正しく陽性と拾えた割合。分割表では「疾患あり」の縦1列だけで計算し、疾患なし側の人数は使わない。混同しやすい特異度(疾患なし群を正しく陰性と判定)や陽性的中率(PPV:テスト陽性者中の真陽性割合)と区別すること。本問は20/25=80%。

感度(sensitivity)とは「実際に疾患を有する人を、テストで正しく陽性と判定できる割合」を指す指標で、真陽性÷(真陽性+偽陰性)で計算する。本問の分割表では疾患あり群25人のうち、テスト陽性(真陽性)が20人、テスト陰性(偽陰性=見逃し)が5人なので、感度=20/(20+5)=20/25=0.8=80%となり、選択肢5が正答である。感度の計算では疾患あり列(縦の1列)だけを用い、疾患なし側の人数は無関係である点が要点。他の選択肢はいずれも紛らわしい別指標に対応する数値で、20%は偽陰性率(1−感度)、40%は偽陽性率(1−特異度)、50%は陽性的中率(PPV)、60%は特異度(疾患なし群を正しく陰性と判定する割合=30/50)に相当する。これらは感度と混同しやすいため、定義と計算に用いる分母・分子を正確に区別することが求められる。

✗ 1. 誤り
20%
20%(偽陰性率):1−感度に相当。疾患あり25人のうち見逃した陰性5人/25=20%で、感度そのものではない
✗ 2. 誤り
40%
40%(偽陽性率=1−特異度):疾患なし50人のうちテスト陽性20人/50=40%。感度ではない
✗ 3. 誤り
50%
50%(陽性的中率PPV):テスト陽性者40人中の真陽性20人/40=50%。感度ではない
✗ 4. 誤り
60%
60%(特異度):疾患なし50人を正しく陰性と判定した30人/50=60%。感度ではない
✓ 5. 正しい
80%
80%(感度):感度=真陽性/(真陽性+偽陰性)=20/(20+5)=20/25=0.8=80%
ポイント
  • 感度=真陽性/(真陽性+偽陰性)=疾患ありでの陽性率
  • 特異度=真陰性/(真陰性+偽陽性)=疾患なしでの陰性率
  • 本問:感度20/25=80%、特異度30/50=60%
  • 高感度検査は除外に有用(SnNOut)
比較表
感度・特異度の計算
指標計算式本問の値
感度真陽性/(真陽性+偽陰性)20/25=80%
特異度真陰性/(真陰性+偽陽性)30/50=60%
陽性的中率真陽性/(真陽性+偽陽性)20/40=50%
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