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理由で解く 作業療法士

QO52A043 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問43
問題
70歳以上を対象にした介護予防事業に用いられる評価で、表に示す質問項目を用いるのはどれか。(表:No.1バスや電車で1人で外出していますか/No.2日用品の買物をしていますか/No.3預貯金の出し入れをしていますか/No.4友人の家を訪ねていますか/No.5家族や友人の相談にのっていますか。各「0.はい1.いいえ」)
図
選択肢
1 作業質問紙
2 基本チェックリスト
3 役割チェックリスト
4 NPI興味チェックリスト
5 障害老人の日常生活自立度
解答
正解2(基本チェックリスト)
解説

『はい/いいえ』25項目で生活機能低下(フレイル)を把握する介護予防のスクリーニングは基本チェックリストである。

基本チェックリストは、厚生労働省が介護予防事業の対象者選定のために用いる25項目のスクリーニング票で、IADL・運動器・栄養・口腔・閉じこもり・認知・うつの7領域を『はい/いいえ』で評価する。設問の外出・買物・預貯金の出し入れ・友人訪問・相談にのる、といった手段的日常生活活動(IADL)や社会的役割を問う項目構成は基本チェックリストの前半(No.1〜5、IADL項目)に一致する。総合的な生活機能低下を簡便に把握し、要支援・要介護に至る前段階の高齢者を抽出する目的で用いられる。

✗ 1. 誤り
作業質問紙
1日の生活時間の使い方(生活行為)と有能感・価値を評価する人間作業モデルの評価で、介護予防のスクリーニングではない
✓ 2. 正しい
基本チェックリスト
25項目のはい/いいえで生活機能低下を把握する介護予防のスクリーニング。設問の項目に一致
✗ 3. 誤り
役割チェックリスト
過去・現在・未来に果たす役割とその価値を評価する作業療法評価で、目的が異なる
✗ 4. 誤り
NPI興味チェックリスト
活動への興味・関心を把握する評価で、生活機能スクリーニングではない
✗ 5. 誤り
障害老人の日常生活自立度
障害老人の日常生活自立度(寝たきり度):ランクJ〜Cで移動・生活自立度を判定する指標で、はい/いいえの質問票ではない
ポイント
  • 基本チェックリスト=25項目・介護予防のスクリーニング
  • 7領域:IADL/運動器/栄養/口腔/閉じこもり/認知/うつ
  • はい・いいえの質問項目構成が識別ポイント
比較表
高齢者・作業療法で用いる評価の目的
評価目的
基本チェックリスト介護予防のための生活機能スクリーニング
作業質問紙生活時間配分と有能感・価値
役割チェックリスト役割と価値の把握
NPI興味チェックリスト興味・関心の把握
障害老人の日常生活自立度寝たきり度(J〜C)の判定
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